第358章疑問の払拭を

「待って、おじいさま。確かに健康の様子を見に来たのも本当だけど、それだけが理由じゃないの。もう一つはね、ダニエルがゾーイと婚約するのか聞きたかったの。こんな大事なこと、どうして私に隠して教えてくれないの? 別に恥ずかしい話でもないでしょう。うちの界隈なら遅かれ早かれ噂になるんだし、そうでしょ?」

ヴェーダはメイソンにまで、まるで段取りが悪いと言わんばかりの恨めしげな視線を投げた。

メイソンの目に鋭い光が走った。

「どうやってそれを知った?」

ヴェーダは言葉を失い、動きも止まった。

慰めてくれるものと思っていたのに、いきなりそんなことを問われたのだ。

我に返ると、ヴェーダは憤然とゾー...

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